銀座しまだ内科クリニック

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銀座しまだ内科クリニック コラム

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舌下免疫療法

舌下免疫療法

花粉症でお悩みの方に舌下免疫療法を治療選択肢の一つに挙げます。この治療はいわゆる対症療法(市販の花粉症治療薬や病院で処方される抗アレルギー薬によって症状を緩和する治療の事)とは異なりからだをアレルゲンに慣らして、症状を和らげたり、根本的に体質改善を期待できる治療法です。言い換えると、これまで使用していたアレルギーの治療薬を使用せずともアレルギー症状が出ない状態になる事が期待できます。

舌下免疫療法の適応になるのはスギ花粉症ダニ(ハウスダスト)アレルギー性鼻炎の方のみです。ご自身が何のアレルギーかわからない方はアレルギー検査から実施することもできます。

鼻症状(鼻水、くしゃみ、鼻詰まり)、眼症状(涙目、目の痒み)でお困りな方はいつでもご相談ください。

注意:スギ花粉症の舌下免疫療法はスギ花粉の飛散期(1〜5 月)には開始できません。ご注意ください。

 

■舌下免疫療法の対象となる方

治療の対象になるのはスギ花粉症もしくはダニ(ハウスダスト)アレルギー性鼻炎の方のみとなっております。

ご自身が何のアレルギーか把握されていない方はまずアレルゲンを特定することをお勧めします。

当院では「View39」というアレルギー検査が実施可能で、1回の採血で39種類の主要な原因アレルゲンを評価する事ができます。

※コントロール不良な気管支喘息、風邪を引いている(体調が悪い)、口内炎や口腔内に炎症があるなどの方は治療ができない可能性があります。

 

■舌下免疫療法によって期待できる効果

1)くしゃみ、鼻水、鼻詰まりの改善

2)目の痒み、涙目の改善

3)アレルギー治療薬の減量

 

■舌下免疫療法の開始時期

(スギ花粉症)

スギ花粉症の場合は、スギ花粉が飛んでいる時期(1~5月)はアレルゲン(スギ花粉)に対して体が過敏に反応するため治療を新たに開始することはできません。スギ花粉が飛んでいない時期(6~12月)に治療を開始します。

 

(ダニアレルギー性鼻炎)

ダニアレルギー性鼻炎の場合は時期に関わらずいつでも治療開始することが可能です。

 

■舌下免疫療法の効果が現れるまで

治療を始めて数ヶ月後から効果が期待され、年単位で正しく治療を継続することで期待される効果が得られる事ができます。

今まで使用していた花粉症の治療薬を全て中止する事はできなくとも多くの方が治療前よりも症状が緩和されたり、アレルギーの治療薬を減量できたりする事ができます。

 

■舌下免疫療法の治療期間

1日1回、少量の治療薬から服用をはじめ、その後決められた一定量を数年間(3年以上を推奨)にわたり継続して服用します。

 

■舌下免疫療法のスケジュール

(スギ花粉症の舌下免療法)

シダキュア

1日目-7日目 2,000JAU 1日1回

8日目以降 5,000 1日1回

 

(ダニアレルギー性鼻炎の舌下免疫療法)

ミティキュア

1日目-7日目 3,300JAU 1日1回

8日目以降 10,000JAU 1日1回

 

注)内服の前後2時間は激しい運動や入浴を控えていただきます。

注)内服の後5分間は飲食を控えていただきます。

注)初回は副作用の観察目的に院内で投与を行います。医師の診察を受けた後、クリニック下の薬局で治療薬を受け取り再び院内に戻っていただきます。医師の前で内服していただき、30分間副作用ができない事を確認します。

副作用が出た場合には速やかに対応します。

 

■通院頻度

初診から2週目:週1回

2週目以降:月1回

 

■副作用

口の中の浮腫、腫れ、かゆみ、不快感、異常感、唇の腫れ、喉(のど)の刺激感、不快感、耳のかゆみ、ショック、アナフィラキシー※など

 

出典:https://www.torii-alg.jp(鳥居薬品株式会社)

 

執筆・監修


こちらの記事は、下記の日本内科学会認定医・専門医・指導医が執筆・監修しております。

松井知治

日本内科学会 認定医、専門医、指導医/ 日本呼吸器学会 専門医/ 日本がん治療認定医機構がん治療認定医/ 日本抗菌化学療法学会認定医/ 日本結核病学会認定医/ 日本感染症学会認/ Infection Control Doctor/ Basic Life Support provider/ Advanced Cardiac Life Support provider