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マイコプラズマ感染症の検査方法と今年の情勢(私見)について記載します。
当院でも小生が渡辺内科クリニックを今年の10月に継承してから、すでに40名以上のマイコプラズマ感染症の診断および治療を行っております。
当院では前回のコラムでも記載しましたが、①咽頭ぬぐい液からのマイコプラズマ迅速検査(その場でわかる迅速検査)および②血液をもちいるマイコプラズマ抗体判定量(PA法)をおこなっております。ちなみに血液を用いたPA法は結果に2-3日を要します。
迅速検査は、受診時にすぐに結果がわかるのが利点ですが、残念ながら感度が良くありません。
これは小生のまったくの印象ですが、感度は良くて50%もあるかどうかであると思われます。
そのため当院ではマイコプラズマ迅速検査で陰性の患者様に対して、陽性検出感度が90%以上が望める血液検査も施行して確実な診断をおこなっています。
ちなみにこちらの血液検査は、マイコプラズマ検査にて施行し主たる検査(当院では迅速検査)のみ保険請求できますので、実質的にマイコプラズマ抗体判定量(PA法)は無料でおこなっております。クリニックにとっては赤字ですが、患者さまへの正確な診断のためと、ここだけは譲らずにおこなっています。
ひどい咳のかぜをひいたとか、風邪が治らない、周囲に咳がひどい人がいて、自分もマイコプラズマに感染したのではとご心配な方は、どうぞお気軽に来院してください。
血液検査は、17:30に検体の回収にこられるので、17:30まえに受診されるか、受付で「マイコプラズマの診断をしてほしい!」とお伝えください。
マイコプラズマにも一般細菌にも有効な抗生剤をご用意してお待ちしています。