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2018年10月1日(月)からインフルエンザワクチンの予防接種を開始します。料金は4,000円になります。予約は不要です。
なお、2回接種を希望される方は、2018年のインフルエンザHAワクチン「生研」の添付文書から抜粋すると、
【用法・用量】
6ケ月以上3歳未満のものは0.25mlを皮下に、3歳以上13歳未満のものには0.5mlを皮下におよそ2~4週間の間隔をおいて2回注射する。13歳以上のものについては、0.5mlを皮下に、1回又はおよそ1~4週間の間隔をおいて2回注射する。
用法・用量に関連する接種上の注意
2回接種を行う場合の接種間隔は、免疫効果を考慮すると4週間おくことが望ましい。
上記のごとく記載されています。
2回投与を希望される場合は、できれば1回目投与から4週後が理想のようです。なお時間的に困難であれば1~4週の間隔で投与も可能です。
また、8.接種時の注意の(2)の接種部位の項目にて、接種部位は通常、上腕伸側とし、アルコールで消毒する。なお、同一接種部位に反復して接種することは避けること
と記載されており、1回目と2回目は左腕、右腕と分けた方がよさそうです。
なお、ワクチン接種後の効果発現期間については、同じく添付文書の薬効薬理の項目に
【薬効薬理】
インフルエンザHAワクチンを3週間隔で2回接種した場合、接種1ケ月後に接種者の77%が有効予防水準に達する。接種後3ケ月で有効予防水準が78.8%であるが、5ケ月では50.8%と減少する。効果の持続は、流行ウイルスとワクチンに含まれているウイルスの抗原型が一致した時において3ケ月続くことが明らかになっている。基礎免疫を持っている場合は、ワクチン接種群における有効予防水準は、3ヶ月を過ぎても維持されているが、基礎免疫のない場合は、効果の持続期間がさらに1ケ月近く短縮される。
と記載されております。
2回接種の場合は投与1ケ月後には予防効果に達し、投与後3ケ月は維持されるが5ヶ月経過すると約50%減弱するようですので、仮に10月に1回目、11月に2回目を投与すると12月にはこのワクチンとしての有効予防水準(77%)に達し(効果が発現し)、2月では有効予防水準は維持されるが、4月には有効予防水準が約50%とやや減弱すると考えられます。
2回接種を検討した場合、10月に1回目を投与した方が良いのか、11月に1回目を投与した方が良いのか、投与開始時期と流行時期を上手く合わせたいので、悩むところです。
個人的には12月には予防効果の恩恵を受けたいので、10月に投与を考えています。
またインフルエンザワクチンの効果は、インフルエンザに罹患しても病態を軽くすることがメインで、予防効果は期待できないなどのご意見も聞かれますが、添付文書上は
【効能・効果】
インフルエンザの予防
と記載されています。
小生は数年前にインフルエンザA型に罹患しましたが、ワクチンを接種していたためか症状は軽かった印象もあります。しかし、インフルエンザワクチンの1番の目的は当然ですがそもそもインフルエンザにかからない、インフルエンザを予防することにあるようです。蛇足な記載で申し訳ありません。
以上、2018年7月改訂(第24版)の添付文書記載のデータをもとに記載しました。
インフルエンザワクチンの予防接種をご希望される方は、どうぞお気軽に受診ください。